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小屋仕舞い2017 [山荘関連]

今年の小屋仕舞いにオカマヤ先生が参加してくださいました。

014.jpg取り壊す直前の旧山荘でお会いして以来ですから・・・なんと15年ぶりの再会です。

「いや~ナカマヤ君、しばらく見ない間に君も立派になったね~」
は~い、もはや立派な高年親父になりました。
「ボクもいつの間にか80歳のおじいちゃんになっちゃたよ」
日頃の節制と鍛錬の賜物でしょうか、60歳代前半位にしか見えない先生です!
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先生は大学駅伝の名門、青学大卒のスマートな英語の先生でした。

スキーはプロ級、スキー部の顧問をされていました。


体育祭での生徒と教諭の400mリレー競争で先生に追い抜かれた時の話をしました(先生、当時40歳、私、中学時代、陸上短距離で県大会出場経験あり)

「あの頃は、君たち生徒に負けたくない一心で一所懸命体を鍛えてたからね~」(長い脚を生かした見事なストライド走法でした)

終業式か何かの余興だったと思いますが、先生は岡林信康さんの【友よ】を唄いました。

当時、すでに学生運動は終焉していましたが、世間の大人達からは左寄りと目され、うさん臭く見られていた岡林さんの歌を校長や居並ぶ来賓達の前で堂々と唄いあげ、我々生徒達からは拍手喝采だったことを今も憶えています。

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先生は教師を定年退職後、中国に渡り日本語の教師として長期滞在の後、雪深い松之山に移り住んでもう15年以上経つそうです。

「春は山菜、秋にはキノコ。どの場所に何が生えるか全部頭にインプットされてるよ」「大きい舞茸の群生を見つけた時は本当に舞いあがる程嬉しいもんだよ」

スキー場は家から目と鼻の先にあり、シーズンパスを毎年買って、縦横無尽に滑っているそうです。

雪下ろしが大変でしょう?

「急勾配の屋根で雪は自然落下、落ちた雪は市のブルドーザーが運んでくれるんでそんなに苦労はないんだよね~」毎日通う松之山温泉の名湯に磨かれた先生のお肌はツルツルです(なんだか私も松之山に住みたくなりました)

先生お手製の梅干しを入れた焼酎のお湯割りを飲みながら、話は尽きません。


「先生、ぼくね、写真日記みたいなの時々投稿して遊んでんすけど今度先生の事、載せてもいいっすか~?」(喋りが高校生になってます)

「うん、いいよやれやれ!」

お許しを頂きました。

では、先生のファンだった昔の女子高生の皆様

お待たせいたしました

オカマヤ先生の近影・・・です

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翌日、参加者全員(10名)が輪になり肩を組んで、先生の音頭(アイン・ツヴァイ・ドライ)により【ベルクハイル】を合唱して今年の小屋仕舞いは終了しました。

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オカヤマ先生・・・山での遭難事故により去年(令和元年の暮)にお亡くなりになりました
ご遺体も令和2年9月13日現在 未だ帰ってこない状況です 本当に言葉が出ません
享年83歳 瞑目 合掌

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