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おりひめ8-2 [おりひめ]

小野塚さんの一言


 この開発については清水・台上・かに沢の三つの部落によって決をとります。

 台上・かに沢の人たちは、私達清水と違って、直接影響がうすいためか、土地を売って金になればそれでいいという考え方の人がいる。


清水部落では今の所、三分の一が(開発に)賛成で、三分の二が反対であり、その三分の一は若い人達で、私達はこれからの若い人達の希望どおりにせざるをえない。


 それに東大のならびに二千人収容のホテルが二つできるにあたって、そこで働かせてもらえるということも、村の人達の気を引いているらしい。

 私の意見としては、自然を破壊されるということは非常にいやである。


 毎年三月頃になるとスキーを楽しんでいる家中の姿も、もう見えなくなるだろう。

夜も錠をかけなければならないでしょうし、やっぱりのんびりと静かに過ごしたいものです。

 最後に一番心配なのは、東高の山荘のことで、やはり責任ある以上心配です。

協力してくだされた方

清水部落
小野塚さん
泉  屋さん

おりひめ第8号より転載


昭和四十年台の中頃すでにスキーリゾート開発の計画があった様です。(世は高度経済成長真っ只中、空前のスキーブーム)

世がバブル景気に浮かれていた昭和六十年頃にもスキー場計画が持ち上がりました。「山荘を拠点にして安くゲレンデスキーができる。部落も潤うし」と内心は計画に賛成だった私ですが。いざ、山荘の運営に関与してみると、計画が白紙になって本当に良かったと思っています。

もし、計画が進んでたら・・・固定資産税とかべらぼうに高くなって山荘の維持は至難の技・・・だったでしょう。



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