ミスター・ボージャングル [雑事]
サミーディビスJr
中学時代、このCMを真似るのが流行りました。
給食の牛乳をホワイトのボトルに見立て、缶コーラのプルトップを指にはめて
コンコンチコンと瓶を叩きます。
牛乳を一気に飲み干してから、思いきりアゴを突き出し、「サントリ」と声色を真似て呟くF君に大笑いしましたっけ。
う~ん!
素晴らしい
ザッツ・エンターテインメント・・・
唸りました。
亡くなる前年のステージだそうです
(喉頭Kで64歳没)
歌唱力はもちろんの事
帽子の扱い方が秀逸
(後頭部から帽子のツバに沿って右手を優雅に滑らせる)
洗練された身のこなしやダンスの切れのよさ
人生の哀感がこの一曲に凝縮されてるようで
カッコいい!!
山荘のキジ [山荘関連]
(ビロウな話で恐縮ですが・・・これも山荘の歴史の一コマと考え、あえて投稿します)
竣工から丸15年経過した山荘の便槽(以下キジと標記)の汲み取りをしました。
コンクリートの型枠用のベニヤ板や材木が漂っています。
頑張ってバキュームして貰いましたが、ベニヤや材木が邪魔をして
隅々まできれいに吸い取れません。
異物の除去はやってないと業者さんは言います。
型枠を外す時間がなかったのが原因と思われます。
「15年もかかって満タンなら、次回はまた15年後
その時生きてるかどうか判らんし、いっそ見なかった事にしようや」
「いや、この先、何回山荘でキジ撃つかわからんけど、
そのたびにあの材木が頭に浮かぶようじゃ、おちおちキジも撃てねえ」
「キジ槽の入口から手を伸ばしても届かんし、中に入らんば駄目」
相談がまとまる迄トイレは使えず、そろそろ催してきた頃
「見て、知ってしまった以上 撤去しよう!」
大勢は撤去の方に傾きました。
問題は誰が中に入って材木を拾い上げるか・・・です。
今回の参加者で最年少の私がしぶしぶ手をあげました。
(最年少たって、来年、俺、カンレキ・・・)
情けなくて泣き言や愚痴の一つも言いたくなります。
15年間キジの中で漂い続けた材木はブヨブヨとして重く
持ち上げるのに苦労しました。
暖房用の貴重な灯油をぶっ掛けます
15年の歳月が炎となって消えて行く・・・
この15年が短いと感じるのなら・・・
次の15年だって、わけなく過ぎ去って行くんでしょう・・・
15年後の俺・・・いるかしら?15年後の山荘・・・あるかしら?
山荘トイレの汲み取りから転じて【来し方行く末】を想い
人の世の儚さ、諸行無常の理を感じた秋の山荘の一日でした。